1年使用した、Ankerの2in1モバイルバッテリー「Powercore Fusion 10000」を再レビュー。

Ankerといえばモバイルバッテリー、モバイルバッテリーといえばAnker。
僕の中ではそんな感じで、充電器関連のアイテムにおいてAnkerは絶大な信頼を誇っています。

今日ご紹介するのは、そう思わせてくれるきっかけとなったアイテム。
AnkerのUSB急速充電器とモバイルバッテリーが一体となった2in1モバイルバッテリー「Powercore Fusion 10000」です。

このアイテムを購入してからかれこれ1年が経過しました。
この記事では、1年間使用して感じたこのアイテムの魅力や不満点について、改めてレビューしていきたいと思います。

目次

Anker Powercore Fusion 10000 PD

製品について

このアイテムを初めて見るという方に向けて、ざっくり特徴を解説。
Powercore Fusion 10000は、USB急速充電器とモバイルバッテリーが一体型になった2in1モバイルバッテリーと呼ばれるアイテムです。

これ1つで充電器としてもモバイルバッテリーとしても使える

サイズは8.2×8.2×3cmで、手のひらにすっぽり収まるコンパクトさ。
このサイズ感でUSB充電器とモバイルバッテリーの両方の機能を兼ね備えています。

片手に収まるサイズ感

本体にはコンセントのプラグが付いているので、充電したい時は直接コンセントに挿してしまえばOK。
いちいち充電器を用意して、接続する必要はありません。

プラグ付きが良いんだよね

ポートはUSB-AとUSB-Cの2つが搭載されていて、USB-Cは最大20W出力に対応。
iPhone 13などのスマートフォンをあっという間に充電することが出来ます。

USB-Aは最大12W

モバイルバッテリーとしての電池容量は10000mAhと大容量。
iPhone 13であれば2回満充電できますし、iPadであっても1回は満充電することが出来ます。

付属品たち

本体にはメッシュのポーチとUSB-A to Cのケーブルが付属。
このケーブルは5Wまでしか出力できないので、20Wで充電したい場合は別途専用のケーブルを購入する必要があります。

このアイテムの魅力

充電が簡単

個人的に感じているこのアイテムの一番の魅力は、モバイルバッテリー自体にコンセントのプラグがついていること
このおかげで、モバイルバッテリーを充電するのがとても楽です。

特に旅行先などでモバイルバッテリーを充電したい時、普通なら充電器とケーブルを取り出してモバイルバッテリーに接続して充電する必要がありますが、このPowercore Fusion 10000なら直接コンセントに刺すだけで充電できてしまいます。
これまではめんどくさいので後回しにして充電し忘れてしまうこともありましたが、Powercore Fusion 10000を購入してからは出先での充電もストレスに感じなくなりました。この使いやすさは2in1ならではの魅力。

1つで良い

もう一つの魅力は、2in1であること。
今までは充電器とモバイルバッテリーを別々に購入して持ち歩いていましたが、Powercore Fusion 10000ならこれ一つだけでOKです。

モノの数が多いとポーチの中で散らばるし、無くしてしまう可能性も高くなります。
その点、2つをまとめて持ち運ぶことが出来るのは個人的にはかなり魅力的。

10000mAhの大容量

さらに、Powercore Fusion 10000はその名の通り、10000mAhの大容量モバイルバッテリーです。
10000mAhがどれくらいの容量かは分かりにくいと思いますが、僕がここ1年間でモバイルバッテリーを使用した限りでは、1度も電池が空になったことはありません。

僕の場合はiPhone 13 miniやiPad mini 6を充電するためにモバイルバッテリーを使用することが多いんですが、この程度であれば余裕すぎる大きさ。
少し大きめのiPad ProやiPhone 13などを充電するとしても、モバイルバッテリーの容量が足らないと不満に感じることはほとんど無いと思います。

このアイテムの不満点

出力の弱さ

概ね満足していますが、1年間使用して感じた不満点もあります。
その中でも個人的に強く感じている不満点の一つが、出力の弱さ

Powercore Fusion 10000は、USB-Cで最大20W、USB-Aで最大12Wの出力性能ですが、これだと僕が使用しているM1 MacBook Airに必要な30Wでの出力が出来ないんですよね。
全く充電できないというわけではないですが、最速で充電することが出来ないのが大きな不満点の1つ。

特にパソコンも常に持ち歩くという方であれば、手持ちのパソコンを充電することが出来るかどうかはモバイルバッテリーを選ぶ上で重要な項目の1つ。
だからこそ、最大20W出力がネックになることもしばしばあると思います。

ただ、この点に関してはiPhoneやiPadを充電する際には全く気になりません
十分すぎる早さで充電することが出来るので、パソコンを充電する予定が無いという方は気にしなくて良いと思います。

サイズ

もう一つの不満点がサイズ
Powercore Fusion 10000は8.2×8.2×3cmと手のひらに収まるサイズ感ですが、時に大きく感じてしまうことがあります。

ガジェットポーチに入れると大半の体積を専有してしまいますし、サコッシュなどに入れて持ち運ぶ際にも少し邪魔に感じてしまうことがあります。
大容量で2in1なのは大きな魅力ですが、その分、同様の性能を持つ他のアイテムと比較してサイズが大きめになってしまうのは、時にデメリットに感じています。

例えば1日お出かけする時などは、モバイルバッテリーの機能だけ欲しいってこと、ありますよね。
そんな時はPowercore Fusion 10000よりも同じくらいの電池容量でよりサイズの小さいCIOのSmartcoby Pro 30wなどを持ち歩きたくなると思います。(というか僕自信がそうなってます…笑)

そんな感じで、たまにサイズが気になるというのも不満に感じているポイントです。
普段リュックに入れて持ち運ぶ際には気にならないので、時と場合による部分ではありますが…。

劣化について

モバイルバッテリーと言えば気になるのが、使用し続けた時の劣化
何度も充放電を繰り返していると、次第にバッテリーとしての性能が落ちてくるというのはよく知られた話だと思います。

Powercore Fusion 10000も同様に、何度も充放電を繰り返したり不適切な使用方法を続けていると、バッテリー性能は劣化してくると思います。
ですが、僕の場合、1年間使用した時点ではそれほどバッテリー性能の劣化は感じていません

というのも、そもそもモバイルバッテリーを使用する頻度が低いということもありますが、1番大事なのはコンセントに挿しっぱなしにしないこと
コンセントに挿しっぱなしにしていると過充電されることでバッテリー温度が上がり、中の電池が傷んでしまうらしいので、僕の場合はなるべく挿しっぱなしにすることはせず、満充電されたらすぐ抜くようにしています。

そのおかげもあってか、バッテリー容量は変わっていない様子。
正しく使用すれば、まだまだ使い続けていけそうだなと思っています。

2in1は至高

ということで、いくつか不満点も挙げましたが、それでもこのPowercore Fusion 10000には唯一無二の魅力を感じています。
2in1モバイルバッテリーという発明自体素晴らしいですし、10000mAhという大容量にも不満を感じたことはありません。
この魅力には1度ハマったら抜け出せないんじゃないでしょうか…。

充電がめんどくさいとか、持ち物を減らしたいとか、なるべく使いやすいモバイルバッテリーが欲しいとか、そんな方にオススメしたいこのアイテム。
とってもオススメですので、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか?

ちなみに1年前に書いた記事もありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。




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