最強のデスクワークアイテム、だけど動画編集には不向き。Logicool MX ERGO 2ヶ月使用レビュー。

テレワークブームもそろそろ一息つく頃。
皆さん、お気に入りのテレワークアイテムを見つけましたでしょうか?

今回は、僕が最近使用しているトラックボールマウスについてのお話。
テレワークに超オススメということで大流行していた、Logicoolのハイエンドトラックボールマウス「MX ERGO」。

僕は在宅で動画制作のバイトを行っているので、台本を作ったり動画編集をしたりするのに役に経つかなと思い購入したアイテム。
購入してから早2ヶ月ほどが経過し、今ではほぼほぼ自由自在に扱えるようになりました。

長期間使用してみて気づいたことや感じたことなどありますので、この記事でレビューしていきたいと思います。
MX ERGOの購入を検討している方は参考にしてみて下さい。

目次

Logicool MX ERGO

このアイテムについて

このアイテムを初めて見るという方のために、ざっくりご紹介。
MX ERGOはトラックボールマウスと呼ばれる、ボールを転がして操作するタイプのマウスです。

トラックボールマウス

手を上に載せて、親指でボールを転がすことでマウスポインタを操作することが出来ます。
従来のマウスと違って親指を動かすだけで操作できるので、腕が疲れにくいというのが大きな特徴の一つ。

カスタムボタンも豊富

そして、このMX ERGOはLogicoolが販売する最も多機能なトラックボールマウスとなっています。
カスタムボタンを7つも搭載しているので、カスタマイズ次第では右手だけでほとんどの操作を行うことが出来ます。

角度を2段階に調節できる

底には鉄製の板がくっついており、手の角度を2段階に調節することが出来ます。
角度によっても使い勝手がかなり異なってくるので、調節できるのは大きな魅力の一つ。

平置きタイプ

僕の場合はこちらの平たい角度にした途端、急に使いやすくなりました。
やっぱり角度って大事。

充電がmicro-USBなのが惜しい

充電はmicro-USBケーブルにて行います。
これはMX ERGOの残念なポイントの一つ。

コロコロするのが楽しくておもちゃみたい

手を置いてボールを転がす感覚は、普通のマウスしか使ったことが無い方であれば初めは違和感を感じると思います。
ですが、慣れてくるとそれが楽しくなって、何も用が無いのにトラックボールを転がしているなんてことも。

こんな感じで使う

こんな風に手を置くだけで使うことが出来るので、本当に腕が疲れにくいです。
テレワークに欲しくなる理由が分かるわこれは。

向いている作業

事務作業

MX ERGOを2ヶ月間使用してみた感想として真っ先に出てくるのが、とにかく楽だと言うこと。
マウスを動かすこと無く手元で操作できるので、長時間使用しても腕が疲れにくいというのはこのアイテムを選ぶ大きな理由の一つと言えるでしょう。

なので、例えば書類作成を行ったりエクセルファイルを扱うような長時間の事務作業を行うシーンなどに特に向いているのではないかと思います。
このようなシーンではカスタムボタンを工夫することで、右腕だけでほとんどの操作を行えてしまう可能性もあります。

Webブラウジング

また、パソコンの前で長時間座ってWebブラウジングをするという方にもオススメ。
普通のマウスでも別に良いんですけど、トラックボールのほうが腕に蓄積する疲労は減ります。

また、Webブラウジングの場合はカスタムボタンを設定することで検索以外の全ての操作を右手で完結させることが出来ます。
戻る・進むやコピー&ペーストなど、7つのカスタムボタンをカスタマイズすることでより快適なWebブラウジング環境を構築することが出来るのでオススメです。

向いていない作業

クリエイティブ全般

逆に、MX ERGOは動画編集や画像制作などのクリエイティブ系の作業には向いていないと思います。
僕は動画編集が楽になればと思いこのアイテムを購入したんですが、正直トラックパッドを使用したほうが圧倒的に効率は良いと思います。

というのも、トラックボールの操作は親指だけで行うので細かい操作がめちゃくちゃやりにくいんですよね。
トラックパッドなら指と腕を両方使って操作するので使用する筋肉の数が多く、その分精密な操作をすることが出来ます。

特に動画編集ではトラックの長さの調節や効果音の挿入のタイミング、画像の表示時間の調整など細かい操作を必要とする部分がめちゃくちゃ多いんですが、トラックボールではこの精密な操作が本当にやりづらい。
最初の方は慣れるまでの辛抱だと思っていましたが、2ヶ月間毎日使用した現在でも動画編集ではストレスを感じずにはいられません。

一応MX ERGOには精密モードといって、トラックボールの操作感度を調節して細かい作業をしやすくするモードもあるんですが、これのためにいちいち切り替えボタンを押すのは非常に面倒。
それならトラックパッドで操作したほうが圧倒的にスムーズだと思います。

また、画像制作でも細かい位置調整を必要としてくるので、MX ERGOはあまり向いていないのかなと思いました。
こういったクリエイティブ系の作業は細部が超大事だと思っているので、トラックパッドを使用したほうが良いものが出来上がると思います。

MX ERGOの強みとしてカスタムボタンの豊富さがありますが、こういったクリエイティブ系のアプリはキーボードショートカットが豊富なので、左手でキーボードを操作すれば十分問題ありません。
なので、MX ERGOはクリエイティブ系の作業での使用を検討している方にはあまりオススメできないアイテムだと思います。

事務作業に最適なテレワークアイテム

ということで、今回はMX ERGOについてレビューしてみました。
大きな動きにはめっぽう強いアイテムですが、精密な操作を必要とするなら他のアイテムを選んだほうが良いのではないかなと思っています。
特に動画編集用のマウスとしてオススメされることが多いアイテムですが、個人的にはトラックパッドとキーボードを使ったほうがストレス無く作業を行うことが出来ると思います。

とはいえ、腕を置くだけで操作できるこの使用感は唯一無二
長時間事務作業を行うテレワーカーやWebブラウジングを行う方にはとてもオススメできるアイテムです。

個人的な最適解としては、MX ERGOとトラックパッドを両方用意しておくと、事務作業にもクリエイティブにも最適な環境ができあがるのではないかなと思います。
最高のテレワーク環境を構築したいという方はぜひ試してみて下さい。

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