芯まで金属のガジェットみたいな鉛筆「metacil」を買ってみたので実用性などをレビュー【サンスター メタシル】

僕は今、文房具屋さんで働いているんですが、最近何度も問い合わせを受けていた話題の商品がついに入荷したので購入してきました。それが、サンスターから販売されている「metacil(メタシル)」という鉛筆。

この鉛筆、今までの鉛筆とは全く異なる超目新しいヒミツがあります。
それがなんと、芯まで金属で出来た全身金属製の鉛筆であるということ。

僕もはじめは何を言っているのかよく分かりませんでしたが、この鉛筆は全身が金属で出来ているというのです。そのおかげで芯が丸まらずずっと書き続けることが出来るらしい。

ということで今回はそんなmetacilを購入してきたので、どんな感じなのかレビューしていきます。

目次

芯まで金属の鉛筆 metacil

このアイテムについて

改めて、metacilは全身が金属で出来た金属製の鉛筆です。アルミニウムの軸に合金と銅でできたペン先がくっついている仕組みになっています。

ペン先は黒鉛を含んだ特殊合金で作られており、筆記時に紙との摩擦で生じる黒鉛と合金の粒子が紙に付着することで筆跡となる筆記具です。芯の摩耗が著しく少ないため、削ること無く長い時間書き続けられることが出来ます。

metacil パッケージより引用

という感じで、黒鉛を混ぜた特殊合金を芯として採用することで全身金属の金属鉛筆を実現しているわけです。金属製の削れない鉛筆とはなかなかぶっ飛んだコンセプト…笑




実用性はいかに

ということで早速metacilで筆記してみました。
書いてみるとこんな感じ。

書き心地は悪くないんですが、いかんせん薄い…。
公称では濃さは2H鉛筆相当となっています。

力を入れて書くと多少濃くはなりますが、気を抜くとすぐ薄くなってしまいます。
小学生が日常的に使用している鉛筆の代替品になれるかと言われるとそんなことは無さそう。

なので、実用性に関してはかなり乏しいと言うか、使う人を選びそうなアイテムだと思いました。
せめてもうちょっと濃かったら良かったな…。




コスパは微妙かも

また、コスパを考えるのであれば普通の鉛筆に軍配が上がります。
metacilはいくら芯が金属で出来ているといえども、長期間使用していると徐々にペン先は摩耗してきます。

公称での筆記可能距離は16km
HBの濃さの普通の鉛筆は短くなって書けなくなるまでに約50kmほど書けるようなので、metacilは正直めちゃくちゃコスパ悪いです。

なので、metacilは鉛筆の買い替えを抑えるために購入するのではなく、削らなくても書き続けられるという点に魅力を感じた人が購入するアイテムだと思います。




ロマン全振り鉛筆

スタイリッシュでカッコいい金属鉛筆。
ApplePencilに勝るとも劣らないスタイリッシュさで、ガジェット好きの自分にはたまらないデザインです。

ですが、実用面やコスパを考えるのであれば普通の鉛筆を購入するべきかもしれませんね。
ちょっと癖が強すぎるというか、まだまだ改善の余地がありそうなアイテム。

とはいえ、せっかく購入したのでしばらくはスケッチなどに使ってみようかなと思います。
うちは鉛筆削り器がないので、削らなくて良いのは間違いなく大きなメリットでもあります。

興味がある方はぜひ購入してみてください!



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