僕にはこのキーボードは合いませんでした。
これまで何度か外付けキーボードを購入してきたんですが、先日ついにキーボード界の最高峰である「Happy Hacking Keyboard(通称HHKB)」に手を出してしまいました。
HHKBはブログでもYouTubeでも多数紹介されているのでご存じの方も多いと思いますが、独特な打鍵感とキー配列が特徴的な高級キーボードで、根強く愛用されている方も多いアイテム。
以前からずっと気になっていたんですが、3万5千円という価格から中々購入するタイミングが無かったんですよね。
ですが、「雪」モデルが新しく発売されるということで、このデザインに一目惚れをして今回ついに購入してしまいました。
ということで、うっきうきで到着した荷物を開封して早速使用してみたんですが、30分ほどでこのキーボードを使い続けるべきではないなと思い、結局売却することにしました。
今回はどうしてそう思ったのか、その理由について解説していきます。
HHKBが合わなかった理由
打鍵感
HHKBのキーボードは「静電容量無接点方式」という独特のキー構造を採用しています。
このキー構造から来るスコスコといった打鍵感は確かに心地よく、この打鍵感にハマる人がいるのも十分うなずける品質でした。
ですが、この打鍵感があまりにもMacBookのキーボードの打鍵感と違いすぎたので、このキーボードを使い続けてしまうとMacBookのキーボードを使うのが嫌になりそうでした。
デスクトップPCの外付けキーボードがHHKBであれば文句は無いのですが、僕の場合は出先でも作業(といっても個人のブログ記事執筆程度ですが)をすることが多いので、なるべく作業環境は一定にしたいと思っています。
じゃあこのHHKBを持ち歩けば良いのではないかという話になりますが、それだとキーボードという大きな荷物を持ち歩く必要が出てきてしまいます。
そして出先のカフェなどでキーボードを取り出し、MacBookの前か上に設置して作業をすることに。
今まではMacBook1台で何の不満も感じずに作業できていたのに、このキーボードを使いたいが為にかなりの手間をかける事になります。
いくら打鍵感が良いからといって、取り回しが悪くなるのは個人的には納得出来ないポイントの一つでした。
独自のキー配列
もう一つ、HHKBを実際に触ってみて合わないと感じた理由があります。
それが、HHKB独自のキー配列です。
MacBookのキー配列と比較すると、方向キーがfnキー+αで操作する仕様であったり、Deleteキーの高さが違ったり、記号のキーの位置が違ったりとかなり違いがありました。
これについては事前に把握していたことなんですが、実際に使ってみると本当に全然違う配列なので、このキー配列に慣れてしまうとMacBookのキーボードでミスタイプを連発してしまうと思ったんですよね。
先程の項目でもお話したとおり、MacBookのキーボードとはある程度互換性があるキーボードを使用したいと考えていたので、この独自配列についても個人的には許容できないポイントの一つとなってしまいました。
接続性
このキーボードはBluetoothでも有線でも接続できる仕様になっているんですが、僕の場合はBluetoothでの運用を考えていました。
Bluetoothで接続している場合は一定時間が経過するとスリープモードに入るんですが、このスリープからの復帰がかなりもたつくんですよね。
スリープモードから復帰させるためには、背面にあるボタンを長押しする必要があります。
キーを押すと復帰するなどであればまだ良かったんですが、いちいち背面ボタンを押して起こすのは面倒くさいなというのが3つ目のマイナスポイント。
この点に関しては何か対策する方法があるような気がしなくもないのですが、電池駆動のことを考えるとなるべく電池を節約する必要があるため、この仕様は仕方が無いものとも思います。
ですが、個人的にはそれなら充電式のバッテリー駆動で良いんじゃないかなとも思ってしまったんですよね。
キーボード探しの旅は終わらない
ということで、HHKBは売却してしまいました。
手数料込みで5000円くらいの出費にはなったけど、実際の打鍵感や使い勝手を試せたことはよかったと思います。
次はKeychron K1 SEを検討しているんですが、もうMagic Keyboardに戻ってもいいんじゃないかなと思ったりも。
結局純正が配列も打鍵感も一緒で一番いいんですよね。
また購入したら記事にしてみようと思います!
お楽しみに〜